その腰痛、原因は腰以外にあるかもしれません

こんにちは。いそや接骨院の磯谷です。
前回までは、成長期の腰痛やオスグッドなど、子どもの体についてお話ししてきました。今回は、大人の腰痛についてお伝えします。
腰痛は、日本人が最も多く抱える体の悩みの一つです。そして実は、病院で検査をしても、骨や神経に明らかな異常が見つからない腰痛が大半を占めるといわれています。レントゲンでもMRIでも「特に問題はありません」と言われたのに、痛みは続いている。そんな経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
【腰は「動かす場所」ではなく「安定させる場所」】
背骨にはそれぞれ得意な役割があります。
股関節は、大きく動くことが得意な関節です。胸の背骨(胸椎)は、体をひねったり反らしたりする動きが得意です。一方、腰の背骨(腰椎)は、大きく動くよりも、体を安定させて支えることが得意な部分です。
ところが、長時間のデスクワークや車の運転、スマートフォンを見る前かがみの姿勢が続くと、股関節と胸椎はどんどん硬くなっていきます。すると、本来は股関節や胸椎が担うはずの動きを、腰が代わりに引き受けることになります。
物を拾うために前かがみになる。振り返る。立ち上がる。そのたびに腰だけが大きく曲がり、大きくひねられる。安定させるのが役割の腰が、動きすぎることで悲鳴を上げている。これが、多くの慢性腰痛の正体です。
【体幹が働かないと、腰はさらに無理をする】
もう一つの原因が、体幹の働きの低下です。以前の記事でお伝えしたように、体幹は体の土台です。姿勢の崩れや浅い呼吸が続くと、体幹の深い筋肉がうまく働かなくなります。
すると、腰の表面の筋肉が代わりに体を支えようとして、常に緊張した状態になります。朝起きたときに腰が重い、長く座っていると腰がつらくなる、夕方になると腰が張ってくる。こうした症状は、腰の筋肉が一日中働き続けているサインです。
【マッサージだけでは戻ってしまう理由】
腰がつらいとき、腰をもんでもらうと楽になります。ただ、それは働きすぎた腰の筋肉を一時的にゆるめているだけです。股関節や胸椎の硬さ、体幹の働きが変わらなければ、腰はまたすぐに無理をし始めます。「もんでもらっても、すぐに戻る」のはこのためです。
腰痛を繰り返さないために必要なのは、腰をゆるめることに加えて、股関節と胸椎が動き、体幹が支え、腰が安定できる体に戻すことです。
【すぐに医療機関を受診してほしい腰痛】
次のような症状がある場合は、早めに整形外科などの医療機関を受診してください。
足のしびれや力が入りにくい感覚がある。安静にしていても痛みが強い、夜も眠れないほど痛む。発熱をともなう。排尿や排便に異常がある。転倒など明らかなケガのあとから痛む。
こうした症状は、神経の圧迫や骨折など、専門的な検査と治療が必要な状態の可能性があります。
【いそや接骨院のアプローチ】
いそや接骨院では、腰痛で来院された方でも、腰だけを見ることはありません。股関節、胸椎、足首の動き、そして体幹の働きを確認し、なぜ腰に負担が集中しているのかを見極めます。
手技で硬くなった関節と筋肉を整え、運動療法で全身が連動した動きを取り戻し、ご自宅や職場で続けられるセルフケアをお伝えします。腰が無理をしなくてすむ体をつくることで、痛みを繰り返さない毎日を目指します。
何年も腰痛と付き合っている方、「年だから仕方ない」とあきらめている方。腰痛は、体の使い方を変えることで改善できます。お気軽にご相談ください。
